ココアの殺菌効果:遊離脂肪酸『カカオFFA』


ココアに含まれているカカオFFA(FFAは遊離脂肪酸のこと)は、ピロリ菌に対する殺菌効果があることで注目されています。具体的にはリノール酸オレイン酸などです。これらの遊離脂肪酸が細菌の細胞膜に直接作用し、菌を破壊して死滅させるというものです。試験管内では、通常飲用している程度の濃度のココアで殺菌効果が証明されています。

ヒトの胃の中では、ピロリ菌自体が胃の表面の細胞の粘液内にいることや、ココアが他の消化液で薄まることなどを考えると、ココアの効果が試験管内と同じように十分かどうかわかりませんが、ヒトの感染者で菌の減少効果を示唆する報告があります。ただし、あくまでも菌の減少であって、通常の飲用方法で除菌を達成することは少ないと思われます。

そのほかの飲み物のコーヒー、緑茶、ウーロン茶、紅茶などと比較検討した結果では、ピロリ菌に対する効果はココアが優れているようです。