カフェインの影響


カフェインの多い濃いコーヒーは胃酸分泌を刺激するので、空腹時に濃いコーヒーを飲むことや、その量が多すぎると、少し問題になります。コーヒーに限らず、紅茶や緑茶にもカフェインが含まれているので、コーヒーだけが特に悪いということではありません。

カフェインには、胃酸の分泌を刺激すること以外に、覚醒作用、利尿作用、運動能力向上、基礎代謝促進など、さまざまな作用があります。過度の摂取ならばよい効果を期待できるので、悪いことばかりではありません。ただし、脳梗塞や、心筋梗塞で処方されるワーファリンという血液を固まりにくくする薬や、アロプリノールという痛風高尿酸血症の治療薬は、カフェインが作用が弱まることがあるので注意してください。逆に、一部の抗菌剤(ニューキノロン系のシプロキサシン、セフェム系のセフトリアキソンなど)では、薬やカフェインを増強する相互作用があるので、これについても注意が必要です。

また、嗜好飲料の中にはピロリ菌に対する抑制効果を期待できるものもあります。コーヒーについて検討された成績では、通常の飲み方で期待するのは難しそうですが、ココアの遊離脂肪酸は殺菌効果が報告されており、緑茶のカテキンにも菌を抑制する働きが注目されています。