妊婦が気をつけたい副作用

 

 妊娠中の女性も、薬剤の使い方には注意が必要です。妊婦にとって注意しなければならない薬剤には、次のようなものがあります。

 インドメタシン(商品名インダシン、インテバン、イドメシンなど)を飲んでいると、分娩が遅れ、胎児の仮死出産の可能性が高くなります。また出産予定日が延びたりもします。さらに、胎児、新生児が出血しやすくなったり、動脈管早期閉鎖症、新生児持続性肺高血圧症という病気で低酸素血症、アシドーシスを起こして危険な状態になる可能性があります。

 硫酸ストレプトマイシン(商品名硫酸ストレプトマイシン)などの抗生物質を妊婦が飮むと、胎児の脳に神経障害が起こる確率が高くなるのではないかと言われています。

 スルファメチソール(商品名ウロサイダル)、スルファメトキサソール(商品名シノミン)など、膀胱炎などの感染症薬のサルファ剤を大量に飲んでいると、新生児に高ビリルビン血症が起こる可能性があります。

 プロピルチオウラシル(商品名チウラジール、プロパジール)、チアマソール(商品名メルカソール)などの甲状腺薬を飲んでいると、胎児、新生児の甲状腺腫瘍、甲状腺機能低下が起こることがあります。

 消炎薬のプレドニソロン(商品名プレドニンなど)、デキサメタソン(商品名デカトロン、オルガドロン)などの副腎皮質ステロイド剤を大量に飲んでいると、胎児、新生児の副腎皮質機能が損なわれることがあります。

 抗けいれん薬のジアゼパム(商品名セルシン、ホリソン、ソナコンなど)を新生児に注射すると黄疸がでたり、眠りこけたり、筋肉の緊張低下などが起こったりしますので、注射は危険です。

副腎皮質ステロイド剤炎症を鎮める作用を持つ。投与量が多くなると免疫力が低下する。

◆副作用がでたら、軽くても放っておかずに、すぐにかかりつけの医院・病院に行く。

◆薬剤に関する自分勝手な判断は、副作用をまねく元になる。