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アルコール性脂肪肝

 

 生体に摂取されたアルコールの大部分は肝で代謝されるが,肝内におけるアルコーヴレ代謝が亢進するとアルコール脱水素酵素補酵素であるNADがNADHへ転換され,肝内補酵素系が還元型にシフトすることになる.そのため,肝内代謝系はこのシフトを補正する方向に働き,脂肪酸の合成および中性脂肪の固定が増加する.このように,アルコール性脂肪肝の発現はアルコールの代謝亢進に伴う肝内代謝位相の変動によるものであり,脂肪肝量の増加はアルコールを一定以上摂取すれば必ず起こる現象である.診断は生検肝組織により行われるが,肝生検が施行できない場合,CTスキャン,または超音波で脂肪肝に特有な所見が得られれば,アルコール性脂肪肝(臨床的)として取り扱うことが提唱されている.