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インドの自国語翻訳システムに課された試練

海外ニュース

National Translation Mission プロジェクトのディレクターであるSaratchandran Nair は水曜、インドの自国語のテキストを英語へ即時翻訳する機械翻訳システムを準備していると述べました。

 

彼は Kuvempu Institute of Kannada Studiesで「Preparation of Glossary for History and Political Science in Kannada」のワークショップを始動させています。

 

彼が言うには、大学で使用される教材のほとんどは英語で書かれているため、大学入学前に自国語で教育を受けてきた学生のほとんどが、大学生活で数多くの困難に直面するとのこと。「そのため、学生は概念をうまく掴むことができないのです。この問題に対処するために今回のプロジェクトを開始しました」と彼は話します。

 

「科学および技術専門用語は69分野と22言語で誕生しており、各分野に25,000~30,000の語彙が存在しています。機械翻訳ツールが進化するとともに、一般の人々でも翻訳者になれるようになってきています。」とのこと。彼の開発チームは家庭で使用できるオンライン翻訳システムの構築に取り組んでいます。

 

全分野で使用されている即時翻訳機械は中国語や日本語、アラビア語などの少数の言語しか対象にしていません。

 

インドでは、全分野で利用可能な言語はタミル語だけですが、オリヤー語は49分野で通用します。しかしSanthali、 ManipuriやKonkaniが使用されている科学分野はありません。

 

政治学(Political Science )教授でありNTMのメンバーでもあるMuzaffar H Assadiは、翻訳には知識、知見、論文の3つの必要不可欠な要素が欠落していると話します。彼が言うには、政治学や歴史書の翻訳は、同分野に精通している人が行わなければならないとのこと。

 

彼は翻訳が抱える課題についての説明で、著名な政治学者が執筆した多くの著書は、翻訳することが難しいがゆえに地方言語で読むことができないと話しました。

 

「たとえば、口語体で書かれたDevanuru Mahadevaの小説『Kusumabaale』などを翻訳しようとしても、そのニュアンスを維持することは不可能でしょう」と彼は話します。