LetsMT:専門文書と少数言語に強い機械翻訳技術

言語技術開発業者のTildeが、ICT 2013のイベントで革新的な機械翻訳技術『LetsMT』を発表します。LetsMTは、専門文書や少数言語の翻訳でGoogle Translateよりも優れているため、国家間の言語障壁を取り除き、デジタル単一市場(digital single market)の確立を促進させることができます。

 

Tilde社の機械翻訳技術『LetsMT』は、24の公用語を持つEU内の言語障壁という問題を打開するために開発されたツールです。Google Translateなどの現行のテクノロジーは、特定の文書や少数言語にうまく対応できていません。さらに、グローバル企業により翻訳されたテキストの守秘義務という課題もあります。

 

この課題に対処するため、Tildeは一流大学と研究センターと協力し、高品質の機械翻訳技術を開発するためのコンソーシアムを設立しました。これに関しては、Competiveness and Innovation Programme for ICTの一環として欧州委員会の支持を受けています。

 

この技術は、デジタル時代にEU市民が直面する課題を克服する上で重要なものになるでしょう。LetsMTはEU言語の多様性を維持しながら、国家間の言語障壁を取り除くことができます。言語障壁は欧州において、デジタル単一市場を確立する上での最後の課題として認識されています。

 

「今回の技術革新をもたらした言語領域の研究員の能力の高さには驚かされます。政府や企業、一般の方々が大きな関心を示しています。」と、TildeのCEOであるAndrejs vasiljevsは述べています。

 

欧州委員会が主催する『ICT 2013』は、欧州最大のデジタル技術イベントです。同イベントでは、サービス部門における最先端の研究や技術、システム、最新のICT製品を紹介します。このイベントでTildeは、LetsMTをプレゼンする予定です。

 

1991年設立のTildeは、欧州における有数の言語技術開発会社であり、バルト海沿岸の3か国すべてにオフィスを構えています。機械翻訳技術のLetsMTのほかにも、校正ツールやオンライン辞書、携帯用翻訳アプリなどの言語技術製品をもっています。